ただの墓地でないようだ。

なだらかな坂を登っていくと、墓地なんですけれど、新旧入り混じった墓石が建ち並んでいるのに、気付きました。そばに、大きな石碑が建っています。読んでみますと、区画整理により、各家のそばにあった昔からの石碑(墓)を移したとの事です。

永久の故郷(とわのくに?)

金程・向原土地区画整理事業の完成を記念して、建てられたもののよう。この石碑には、昭和40〜50年代まで、のどかな谷戸の風景が残っていた地域であり、乱雑な開発から、この土地を守るために、自主的に区画整理をしたとか(確か)いろいろ書いてあります。日本で初めての環境アセスメントを実施したと書いてあります。

この裏には、戦前、この土地が養蚕が盛んであった証拠である蚕影(こかげ)神社が区画整理の影響から、この場所に移されています。私がいる丘は蚕影山ということになります。

家でなく、畑のひな壇

道の右手にある階段を登り、千代ヶ丘小学校方面へと向かいます。 途中、金程万葉苑という、小さな森に入ってみる。万葉集の歌にでてきた植物を集めている公園というか、つまらないただの植物園。 その隣りに、ちよがおか幼稚園があり、その前を通り過ぎ、真っ直ぐな坂を登っていく。右手には、住宅地になりそこなったような、ひな壇が並んでいる。その中は、畑となっており、千代ヶ丘小学校のクラス畑もある。

やがて、左手に、向原の森公園が見えてくる。そこを道なりに進んでいくと、千代ヶ丘小学校の裏に出る。そのそばの丘の上に電波塔が見える。その近くに、水道塔もあるようだ。そちらに行ってみようと思う。
続く