みちのくネタ作りの旅 第3回

いや、眠りについたというか、妙な騒音と耳元で蚊の飛ぶ音がコンスタントにするもんだから
暫く目を閉じていたというのが正解です。
結局眠りについたのは外が明るくなってきた頃で、7時にセットした[es]とアドエスのアラーム音の合唱で
目が覚めてたのであまり寝れませんでした。
その、コンスタントに聞こえた騒音の発生源、それは・・・
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旅館によくあるビールやジュースを冷やす冷蔵庫なのですが、サンヨー製でよく見ると
SANYOのフォントが今現在のものと違う。
以前家にあった30年以上前のトースターのフォントと一緒ですよ。
こんな騒音を発生させている冷蔵庫は五月蝿いだけだし、
少しでも収入を増やしたい気持ちはわからんでもないですが、
極端に古い割りにメンテナンスされていない家電は
とても危険なので、騒音の件を含めて嫌がらせの何事でもありませんよ。
まぁ、温泉にでも浸かれば、こんな事も忘れてご機嫌になれるかと思い、
早速準備をして、風呂場に向かいました。
風呂場へ行く途中、太陽の光で明るく照らされた館内は、昨日の夜以上に
残酷にも建物の経年劣化を感じさせられました。
そう言えば昨日女将さん、昼間は熱くて出来ないから夜中風呂掃除して
朝はお湯が熱いとか言ってたなぁと思いながら、ガタついたアルミ製の扉を開けて
風呂場に入りましたが、自分の視線の先には・・・

ネコが、いる

いやね、秘湯と呼ばれるような山奥で猿が温泉に浸かっているようなシチュレーションなら分かるけど、
建物の中でネコがいる、仮にも旅館の風呂場の中よ、しかも風呂場は1Fじゃ無くて2F、
しかもペルシャ猫のような毛がフサフサした割りとお上品系のネコ様。
予想外の展開に、かなりビックリ。
ネコの方も朝から予想外に人間が入ってきたもんだから、3秒位動きが固まって窓から逃げていきました。
全く、どんな旅館なんだよ・・・
一応窓の方に近づいて外を見てみると、確かにネコなら上ってこれそうな作りになっていました。
それでまぁ、お湯に浸かったわけですが、女将さんの言う通りめちゃくちゃ熱くて
多分46度~47度位あるんじゃないかという熱さで、暫くお湯をかけて慣らしていました。
多少慣れてきたので、勢いつけてお湯に浸かりましたが5秒位で我慢できずにお湯から上がりました。
「でもそんなの関係ねぇ そんなの関係ねぇ、おっぱっぴー」
とでもやれば冷めるかと思いやろうとはしましたが、虚しいだけなので諦めて部屋へ戻る事にしました。
相変わらず髭剃りの自販機は故障中でした。
部屋へ戻る途中で外のトイレに入ったわけですが、
トイレのドアを開けたらスリッパが置いてあったのですが微妙に位置が遠い・・・
これも新手の嫌がらせかと思いましたが、
何とか足を伸ばしてスリッパを履き替え中に入りました。
小便器は昭和の頃良く見かけた、ひょうたん型。
壁には亀裂が天井から床まで一直線にはしっていました。
部屋に戻ると、女将さんが朝食の用意をしてくれていましたが、
相変わらず料理が座椅子の位置より右より。
まぁ料理は美味しくいただき、食後にはコーヒーもサービスで入れてくれました。
そろそろ8時半になり、
後15分程度でいろいろネタが豊富すぎたこの旅館を後にを後にする事になりましたが、
逆に極端過ぎたから少し寂しい気もしました(W
対応や料理に関しては良かったので、そう言う気持ちにはなりましたが、
もし仮にそれらも酷いのなら怒り心頭だったと思います。
でもまぁ福島駅近くでのHaiCafeとこの旅館の建物内部アメニティの差。
その差は凄まじいものがあり、昭和と現在を同時に体感できた感じでしたよ。
受付でお礼を言い、飯坂温泉駅へ歩いて向かいました。
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写真と撮りながら駅へ向かいました。
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LOTELになっちゃっているし。
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昨日の夕方は暗くて川沿いしか見えませんでしたが、
かなりの数の旅館やホテルが朽ち果ててました。
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駅から十綱橋を撮影。
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松尾芭蕉も訪れてるこの飯坂温泉。
この後9時発の福島駅行きを乗るわけですが、この続きは第4回で。

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