吾妻線を行く(後半戦)

5分程で樽沢隧道の真下に到着。 ベンチがあって、電車が来るまで座っていられるようになっている。 ダイヤを確認した、15分程度でやってくるらしい。 それなら待ってみよう。 丁度渋川方面に向けて電車が通り過ぎた。 天気の状態が宜しく無かったので、シャッタースピードは遅め。 喉の渇きが限界に近く、脱水症状も起こりそうだったの、電車を見送って直ぐに川原湯温泉方面に向けて歩き出した。 現在地も沈むらしい。 その後、道路脇に蕎麦屋があり、そこに自販機が設置してあった。 この時ほど、簡単に飲み物が入手できるありがたみを感謝した事は無いだろう。 2本程買っていたら、蕎麦屋のおばさんと目が合った。 飲み物を飲みながら、滝見橋を渡った。 ようやく、川原湯温泉駅へ戻ってきた。 これから川原湯温泉へ向かう。 元々、駅近くに温泉が在ったのだろうと思うが、この付近一体がダムに沈む予定の為、 山の上の方に移動している。だから、川原湯温泉駅を降りても、温泉街までは10分以上歩く。 入り口付近はもはや温泉街の賑やかさは全くと言って良いほど無い。 もはや、八ッ場ダムの建設が中止になろうと、温泉街の人たちにとっては 全くと言って良いほど関係の無い話だろう。 逆に本当に中止になるのなら無駄に移転させられ、活気が無くなっただけで迷惑な話だろうと思う。 グングン登っていきます。 古い橋を渡ったところから、要約温泉街っぽくなってきます。 だが、この吾妻線一体は温泉地の宝庫と言う事もあり、態々寂れた温泉街に行こうとする人は少ないのだろう。 共同浴場の王湯に入った。300円で入れるのだが、ロッカーに鍵は無いし、 鍵付きのロッカーは100円で有料だが、流石に危険なので有料ロッカーを使った。 浴槽は小さいのが1つで、洗い場も1箇所しかない昔ながらの共同浴場のようだ。 石鹸やシャンプーも無いので、とりあえずタオルで何もつけずに洗って入ったが、 源泉掛け流しで硫化水素の臭いもして一泉質はかなり良いが、 源泉は71.6度とそのままなので加水しないと確実に火傷する。 だから、注意書きで「加水しないと熱くて入れませんので、水を止めないでください。」と張り紙してあるが、 加水自体がマナー違反と思っている高齢者が止めてしまうらしい。 しかも、天上天下唯我独尊なシルバーモンスターと呼ばれる人と言うのは、兎に角人の話を聞かない。 まぁ、天上天下唯我独尊と言う言葉は一般的には本来とは違って意味で使われているが、 彼らは自分が間違っているかも?という発想が無く、逆に説教とかしてくるから手におえない。 こんなモンスターの存在のお陰で集客力を落とした観光地や温泉街も少なくは無いだろう。 そんな話は置いといて、加水してても非常に熱いので、15分程度浴槽を出たり入ったりを繰り返して 出たが、よくよく見ると露天風呂もある。 だが、露天風呂へ行くには服を着て移動しなくてはならなく、しかも露天風呂側のロッカーは鍵が無いので、 諦めて出た、何と言う不親切な構造かと思ったが、そもそも共同浴場って地元向けに作られている物だからな。 駅への帰り道、非常に人懐っこい猫と遭遇。 暫くかまってもらったが、後ろ髪を引かれる思いで駅へ向かった。 駅で30分程時間があったので、撮影タイム。 川原湯温泉駅自体も趣があって良いし、渓谷の景色も素晴らしい。 秋に来たらもっと綺麗だっただろう。 実はまだ渋川方面の電車は来ないのだが、下り電車は次の長野原草津口で本来乗るべき上り電車と交換待ちですので、 冷房の効いた車両内の方が快適なので、下り方面の電車に乗った。 通常の切符だとダメな行為だが、18切符の場合はこのような柔軟な行動がとれる。 長野原草津口で107系電車に乗った、この電車は以前草津温泉へ行った時と同じ時間の電車だ。 高崎まで爆睡してた、これが出来るのが鉄道を使った旅行の醍醐味でもあるのだがw 17時35分長野原草津口発 18時59分高崎駅到着 高崎駅で何か夕食を食べようと、うろついた。 そういえば、高崎駅と宇都宮駅って似てる気がする。 地元の人に言わせれば全く違うのだろうけど、 利用者数も割と近いし鉄道の要で湘南新宿ライン始発駅とか、新幹線停車駅とか共通点が多い。 […]