楽しいパラオのひと時も今日で最後となります。
3日目は特にツアーを予約していないので、朝は多少ゆっくりできます。
パラオを訪れた時に来たかったKBブリッジに行き、
帰りにコロール市街に戻って、お土産を買う事にします。
3日目の朝はルームサービスを予約していましたので、部屋で食べました。
料理が部屋に運ばれてきたので、チップを払って朝食を食べました。
「食べ終わったらフロントに電話してください」
と日本語で書かれた紙が有ったので、フロントに電話したら英語でしたw
突然英語ですから、かなり焦って「Jananese」とか意味不明な事を話し、
結局電話の相手が「Finish?」と言ったので「Yes」と答えて事なきをえましたが、
英語が殆ど話せないのは正直情けないなと反省。
まぁ前持って話す内容を考える時間的余裕が有ったら良かったんですけどね。
正直、好きな食べ物を自分で選べるし、チップや電話する手間が無いので、
モーニングサービスよりモーニングビュッフェで充分だと思いましたw
そんなこんなで、フロントまで出て、KBブリッジまで向かうためにタクシーを呼んでもらう事にしました。
パラオは公共交通機関が無いため、タクシーを呼んでもらうか、レンタカーを借りるとかしないと動けないのですね。
それでもって2~3分程度でタクシーが来ましたが、のっけからドライバーが超絶親日の方でした。
私が日本人と知ると、わざわざ日本大使館の場所を通ってくれて説明してくれたり、
mp3で日本の演歌を流して、鼻歌で歌っていたりと、かなり愉快なドライバーさんだなと思いつつ、
KBブジッジまではPPRから15分程度で到着しました。
「帰りはどうするのかい?」と聞かれたので、またコロール市街に戻りたいと話したら、
何とここで待っててくださることになりました。
しかも、まだ行きの運賃を払っていない状態で、荷物も持っているわけですよ。
私が悪人ならここで無賃乗車してもおかしくないのにね。
とりあえず、30分程度見たかったので、約束の時間だけ告げてしばしKBブリッジを見学することになりました。
これが、1977年代に日本の鹿島建設の半額で落札した、韓国SOCIOの橋の一部です。
ネットでは有名な話になっていますね。
鹿島建設の半額で受注したものの、普通に考えてまともな橋が作れるはずがありません。
土台となるコンクリートから質の悪い物を使い、また手抜き工事だったため、
幾度の補修工事にも関わらず、1996年に崩壊しました。
橋の崩落で不幸にも2名の方が死亡し、また水道や電気、電話などのインフラも
この橋で接続されていたため、当時の首都コロールの機能は完全にマヒしました。
実際にパラオを訪れると大多数の方がこのKBブリッジを通るため、この位置にある橋が
崩壊するとどのような混乱が発生するか容易に想像できるかと思います。
確かに、現在の首都は空港があるバベルダオブ島ですが、
大多数の住民はコロール島に住んでいて、またホテルやショップもコロール島が殆どです。
この橋の土台の一部を残しているのは、
目先の安さに囚われると碌なことが無いというのを、
後世に伝えるためだと私は思いました。
崩壊時には既に韓国SOSIOという会社は解散して存在していないため、
韓国政府に保証を求めましたが一蹴されました。
結局日本のODAを使用し、
鹿島建設がとてつもない新しいKBブリッジを建築しました。
耐用年数は50年だそうで、新しいKBブリッジはパラオの方に大切にされているようで、
その証拠として何処にも落書き等が見つからないかったです。
パラオの住民の方以外で、日本とパラオの関係を良く思っていない国の人が落書きしない事を祈るばかりですね。
折角KBブリッジまで来たので、バベルダオブ島側まで渡ってみることにします。
KBブリッジからの眺望は本当に素晴らしい景色でした。
パラオは右側通行なのですが、走っている車の9割位が日本車の右ハンドルの車です。
タクシーのドライバーの名前はカイイチさんと言う方で、
ネットでパラオのタクシーの事を調べると結構出てきますw
パラオでタクシーをお願いする場合は、是非ご指名していただくと良いかと思います。
余談になりますが、パラオ旅行の為に超広角レンズを購入しましたが、
かなり活躍しました。
バベルダオブ島側も橋のふもとは公園のようになっています。
コロール側と同じように日本のODAで作ったことが記載されています。
こういった事にODAが使われるのなら大賛成です。
太陽と月ですね。
パラオの夜は星空がとても綺麗に見えました。
流石にこの暑さで疲れたので、ここで折り返します。
さて、コロール側まで戻ってきました。
ちょっとした子供の遊び場があります。
南国と言った風景です。
地元の方がシュノーケリングしていて、カイイチさんが話掛けていましたw
結局待ち合わせの時間よりも早かったのですが、満足したのでコロール市街の
WCTCというショッピングセンターまで戻ってもらいました。
結局、PPRからKBブリッジまで15ドル、KBブリッジからWCTCショッピングセンターまで
10ドルと言う事でしたが、KBブリッジで小一時間待って頂いて悪い気がしましたし、
とても良くして頂いて大変に満足しましたので、
40ドル支払ってかたい握手してきました。
次パラオを訪れた際もご指名したいですw
それでもって、パラオで一番大きいWCTCショッピングセンターですね。
大きいと言っても3階建ての小さなビルです。
もしパラオの方が日本の郊外のイオンとかみたら、その大きさに驚くでしょうね。
日本よりも少し薄暗い感じですが、
日本のスーパーの店内は明るすぎるんだと思いますね。
常夏なのにクリスマスと言うのは、少し違和感があります。
日本ではクリスマスは寒い季節と言うイメージがありますからね。
とりあえず、2階に上がってみました。
2階ではお土産が売っていますが、その他家電と洋服とか売っていました。
しかし、日本で買った方が安いです。
3階は中華民国の大使館となっています。
まぁ、パラオと台湾は国交が有りますし、
パラオと日本の関係と同様にパラオと台湾も仲が良いですからね。
ちなみに、台湾と国交があるため中華人民共和国とは国交が無いのですが、
昨今は中国からの旅行者が増えているそうです。
WCTCショッピングセンターの隣は、日本の食材が売ってそうな店がありますが、
地元の食材が売っているそうですw
ちなみに、ここでハプニングが発生して、
連れを見失ってしました。
当然ながら携帯電話は使えないので正直かなり焦りましたが、
無事に見つけることが出来ましたが、携帯の有り難味が良くわかったと言いますか、
携帯電話が使えない場所では決まった場所を待ち合わせ場所としておかないと面倒という事がわかりました。
[…] パラオ旅行(3日目その1) 2017年12月23日 […]